AudacityでYoutubeを高音質で録音しよう
本日はYoutubeの音源を高音質で録音して、オフラインで使用したり、編集したりする方法をご紹介していきます。
昨今、Youtubeにいろんな音楽がアップされており、Youtubeの音楽をオフラインで楽しめたらな〜という思いがありました。
調べたところ、PC上で録音ソフトAudacityを使って高音質録音し、スマホに取り込めばオフラインで楽しめる様子・・・。
Audacityね、うんうん。
ということで、Audacityを使ったYoutubeの高音質録音と、スマホに取り込む方法をご紹介していきたいと思います。
なお、私のパソコンのOSは「Ubuntu 20.04 LTS」、スマホは「Android」です。OSについてはWindowsやMACでも同様のことができます。
では行きましょう!!
まずはAudacityをダウンロード
まず、Audacityの公式HPにアクセスしましょう。
HPでAudacityをダウンロードしましょう!上図の部分をクリックすればダウンロードが始まります。
ファイルのダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルの支持に従ってインストールします。
WindowsとMacなら、クリックすればダウンロードできます。
Linuxの場合だけ特殊なので、簡単に使い方を書いておきます。
WindowsやMacの方は読み飛ばしてOKです。
Linuxでダウンロードを行うと、ダウンロードフォルダにAudacityの「AppImage」ファイルが追加されます。これを、Audacityを置いておきたい別のフォルダに移動させます。
私の場合はホームフォルダの下に”編集ソフト”というフォルダを作り、そこに格納しています。
このAppImageファイル、ダウンロードしただけだと実行する権限がありません。そこで以下のようにコマンドラインで操作し、実行権限を付与します。
その後、ダブルクリックするか、コマンドラインに「./audacity-linux-3.1.3-x86_64.AppImage」と打ち込むことでAudacityが起動します。
無事に起動しましたね!!
続いて、Youtubeの音源を高音質録音するためのAudacityの設定をしていきましょう。
Audacityでパソコン上の音を高音質録音する設定
早速、Audacityで高音質録音する際の設定を見ていきましょう。
録音デバイスの設定
まず、録音デバイスを設定します。どこの音を録音するのかという設定です。
Audacityの上のタブの「編集」をクリックした後、「環境設定」をクリックすると、以下のような画面がでてきます。
最初に左のタブにある「デバイス」をクリックし、【録音】の枠のデバイスとチャンネルを設定します。
ここで、録音デバイスにPC上のスピーカーを設定すれば、PC上の音を録音できます。チャンネルはステレオにしておきましょう。
ここまでは、どの音源を録音するかという設定。
録音時の音質設定
続いて、左タブの「品質」をクリックし、録音の品質を設定します。丸で囲んだ部分が音質に影響してきますので、順に説明します。
1.サンプリング周波数
音のデータを記録する間隔の設定です。1秒あたりに何回データを記録するか設定できます。
大きいほど短い間隔で音を記録するため音の再現性が良く、高い音域まで記録できます。
周波数が高いほど高音って、物理で習ったよね!
2.サンプル形式(bit数)
音をデジタルデータにする際、音の大きさを何段階の数値で表現するかを決定する値です。音の大小をデジタル信号で再現する時、どれくらい細かく再現するかということです。
この数字が大きいほど、大きい音から小さい音まで綺麗に録音できます。
ダイナミックレンジとも言うみたい
3.リアルタイム変換と高品質変換
リアルタイム変換とは、録音デバイス(マイクなど)のサンプリング周波数と、上記の録音設定のサンプリング周波数が異なる場合に、高品質に合わせるのか、低品質に合わせるのかという設定です。
とりあえず高品質にしておきます
高品質変換については正直よくわかりませんでした。
機器性能に余裕があったのでひとまず最高品質に設定。
吉沢の録音設定と音質の目安
ということで、吉沢は以下のような設定にしました。
ただ、サンプリング周波数88.2kHz, bit数32 bit がどの程度の音質なのか、相場観がわからなかったのでググってみたところ、以下のような記載を発見↓
一番右列の「表現できる周波数」が重要です。
人間の聞き分けの限界が20kHzくらいまでですが、上記の表でいうと、48kHz, 24bitで24kHzの音を表現でき、元の音源と聞き分けが不可能なレベルの音質になる様子。
88.2kHz, 32bitだと、元の音源と聞き分け不可能なくらい超高音質の設定でした
実際にYoutubeを録音してみる
ということで、龍とそばかすの姫の主題歌『millennium parade – U』を録音してみました。
録音の方法は至って簡単。
Audacityの録音ボタンをクリックした後、Youtubeを再生するだけです↓
めっちゃ簡単!録音をやめる時は「■」を押すと終了できます。
録音が終わると、Audacityはこんな感じになっています↓
この波波になっているのが、録音した音の波形です(といっても分かりませんよね😂)。
録音することが出来たので、これをスマホに移すための作業を行っていきましょう。
録音した音源をスマホに保存する方法
音源を音楽ファイルとして保存する
まず、録音した音源を音楽ファイルとして保存する必要があります。
以下のように、上のタブの「ファイル」から「書き出し」をクリックします↓
ここで、容量を減らしたい場合は「MP3として書き出し」を、高音質にこだわりたい場合は「WAVとして書き出し」をクリックします。
すると、こんな感じで保存先を選ぶ画面になります↓
保存先を選び、ファイルに名前を付けたら「保存」をクリックしましょう。
そうするとファイルに補足情報をいれるかどうか決める画面になりますが、気にせず「OK」を押しましょう↓
保存先に指定したフォルダをみると、音源ファイルがあると思います↓
このファイルをスマホに移して行きましょう。
音源ファイルをスマホに移す
ここでは「Android」の場合の音源の移し方を説明します。
iPhoneでも同様の事ができるはず。
まず、充電/データ転送用の端子 (Micro USB) でAndroidとパソコンを接続します。
※データ転送対応のケーブルを使用してください↓
するとAndroidスマホの画面に以下のポップがでてくるので、「ファイル転送」をタップします↓
これで、パソコンのファイルを充電端子を通してAndroidに送れるようになります。
まず、PC側からAndroidの内部共有ストレージをクリックします↓
すると、Android上の様々なフォルダが出てきますので、「music」フォルダをクリックします。
「music」を開いたら、その中に先程の音源ファイルをコピペするだけです↓
これで、Andoroid上の「ミュージックアプリ」から上記の音楽を聞くことが出来ます。
パソコンのフォルダと同じ方法で、スマホに音楽をいれれるんだね!
まとめ
以上、Youtubeの音源を高音質でスマホに保存する方法をご紹介しました。
スマホに保存しておけばオフラインでいつでも聞くことができるので、とってもオススメです◎
Audacityでは録音だけでなく曲編集もできますので、お好きなように編集した音楽をスマホに移すことも可能です。
なんとも便利な時代だね
皆様の充実した音楽ライフを応援しています、ではまた!