石油給湯器とガス給湯器ってどっちが節約になるの?
石油給湯器とガス給湯器、田舎暮らしではどちらを選ぶこともできます。どうせならランニングコストが安い方を使いたいですよね。
以前の記事で、ヨシナナ家はガスを契約せず「灯油湯沸かし」で節約しているとお話をしました。
その時は、本体代まで含めた都市ガス給湯器との比較をしていなかったんですよね〜。
さらっと触れただけだったね
灯油給湯器の素晴らしさを知っていただくため、石油給湯器とガス給湯器の初期費用&ランニングコストを比較していきます!
田舎の光熱費をなんとか下げたい皆様、この機会にコスパのいい生活に切り替えちゃいましょう!
石油給湯器とガス給湯器の比較方法
給湯器関係にかかる費用は大きく以下の3つあります↓
1.本体代
2.設置工事代
3.給油に伴うランニングコスト
同程度の機能のガス給湯器・石油給湯器をピックアップし、本体代・工事代・ランニングコストをそれぞれ比較していきます。
最後に3つの項目をまとめた比較を行い、石油給湯器がどれだけ節約になるか示してみます。
比較する給湯器と本体代
ひとまず「給油と追い焚き」ができる給湯器をピックアップしました。
▼ガス給湯器|Rinnai RUF-A2005SAW(B)-13A
Rinnai RUF-A2005SAW(B)-13A [ガスふろ給湯器(都市ガス用)屋外壁掛・PS設置型 20号オート]
▼石油給湯器|ノーリツ OTX-3707Y
【OTX-3707Y】ノーリツ 石油ふろ給湯器 給湯+追いだき 標準タイプ 屋外据置形 減圧弁・安全弁必要 ステンレスパイプ仕様 【NORITZ】
気になる本体代は・・・
・ガス給湯器『64,800円』
・石油給湯器『88,713円』
本体代はガス給湯器の方が安いんですね!
設置工事代の比較
設置業者のHPなどから工事費を抜き出してきたところ以下の金額になりました。
ガス給湯器の方が少しだけお値段が高くなっています。
ガス管の取扱が必要なので、その分だけ工賃が上乗せされることが原因です。
言われてみればそうだね・・。
加えて、石油給湯器は配管や構造がシンプルなため、自分で設置するのも意外と簡単。
DIYに自信がある方は、自分でやって設置費をゼロにしてみましょう!
給油に伴うランニングコスト
ここでは、石油給湯器とガス給湯器で同じ量のお湯を沸かすのに必要な金額を計算します。
分かりやすくするため『18度の水1,000Lを38度のお湯にするために必要な金額』を比較してみましょう。
計算の前提条件はこちら↓
【計算条件】
・灯油の値段:100円/L
・灯油のエネルギー量:37000 kJ/L
・都市ガスの値段:150 円/㎥+基本料金
⇨大体200円/㎥とする。
・都市ガスのエネルギー量:45000 kJ/㎥
まず、灯油で『18度の水1,000Lを38度のお湯にする』と以下の金額になります。
・必要エネルギー:(38-18)✕1000✕4.186=83720[kJ]
・必要灯油量:83720÷37000=2.26[L]
・灯油金額:2.26✕100=226[円]
灯油料金は226円ですね!
続いて、都市ガスで『18度の水1,000Lを38度のお湯にする』と以下の金額になります。
・必要エネルギー:(38-18)✕1000✕4.186=83720[kJ]
・必要ガス量:83720÷45000=1.86[㎥]
・ガス金額:1.86✕200=372[円]
ガス料金は372円になりました。
ということで『18度の水1,000Lを38度のお湯にする』と、
・灯油:226円
・ガス:372円
となり、1.65倍程金額が変わってきます。
二人暮らし・都市ガス代が6000円/月の方であれば、灯油換算3700円/月くらいなので、月額2300円程安くなります。
石油給湯器とガス給湯器のトータルコスト比較
各給湯器のトータルコストを比較すると以下のようになります。
【石油給湯器】
・本体代:8.8万円
・工事代:3~4万円
・燃料代:3700円/月
【ガス給湯器】
・本体代:6.5万円
・工事代:4~5万円
・燃料代:6000円/月
ガスは初期費用が1.5万円程安い反面、ランニングが2300円/月程高いので、1年経たない内に石油給湯器の方がトータルコストが安くなるんですね。
石油給湯器は設置工事のDIYが簡単なので、工事を自分でやれば最初から最後まで石油給湯器のほうが安くなります。
って感じで石油給湯器を推してます。
まとめ
以上、石油給湯器とガス給湯器の光熱費比較でした。
コスパだけで言えば石油給湯器の圧勝という形に落ち着きます。
ただ、石油が無くなるたびにホームセンターやガソリンスタンドに汲みに行かないといけないので、その分面倒ではあります。
【OTX-3707Y】ノーリツ 石油ふろ給湯器 給湯+追いだき 標準タイプ 屋外据置形 減圧弁・安全弁必要 ステンレスパイプ仕様 【NORITZ】
少しでも光熱費を安くしたい方、参考になれば幸いです。
ではまた!!