高学歴だからと言って仕事でも優秀とは限らない
こんちには吉沢です。
「あの人は頭がいい」、「あの人は天才だ」など、頭の良さについての話をすることが度々ありますよね。でも、天才/頭の良さって、何を基準に言っているのか曖昧じゃないでしょうか?
他方、高学歴で頭が良いと言われていても、仕事では全く成果が出ない人がいます。
『仕事で成果を出すための能力と、高学歴を得るために必要な能力は違う』と、薄々勘付いている方がおられると思います。
そこで本日は、『社会人における頭の良さとは何か?』というトピックについて、現役理系研究員である私視点での考え方を発信しようと思います。
では行きましょう!
世間一般における「頭がいい」「天才」の内情
まず、頭がいい/天才とされる人に、どのような種類の人間がいると思いますか?
私の思いつく範囲でまとめてみたのがこちら↓
①学校の勉強成績が良い人(高学歴者)
②偉大な芸術・音楽家・作家
③世界レベルのスポーツ選手
④将棋などのプロ選手
⑤IQが高い人
上記の人間はひと括りに「頭が良い」と言えますが、具体的になんの能力が優れているのか、一歩踏み込んで考えてみました↓
①学校の勉強成績がいい人
世間一般によく言う頭が良い人。「東大出身!?頭いいね!」ってやつです。私の見解では、このタイプは特に『記憶力がいい』人が特に多いと感じています。言われたことをすぐ覚えることができ、言われた通りのことができるタイプの人間です。
②偉大な芸術・音楽家・作家
ピカソやモーツァルト、ワンピース著者の尾田 栄一郎さんなど、世間一般に天才と評される人。このタイプは特に『創造性が高い』『独創性的な』人だと考えています。
③世界レベルのスポーツ選手
このタイプは、フィジカルが強いのはもちろんですが、特に『メンタルの強さ』『体の精密な制御能力』に秀でた人だと考えています。
④将棋などのプロ選手
何手も先の展開を予想しながら指し手を決めていく人々。このタイプは特に『思考体力が高い』人なのではないかと考えています。既にある情報を上手く使うことに長けていると言い換えれるかもしれません。
⑤IQが高い人
世間一般における天才の代名詞。このタイプは『情報の処理速度』に優れている人のことです。話の理解が早かったり、特定パターンの検出力に優れて言います。
吉沢は⑤に属しており、理解速度は非常に速いです。しかし、記憶力はあまり高くありません。
そのことから、上記にあげたような能力は、お互いに相関がないと考えています。
仕事における頭の良さと学業成績
では、仕事における「頭の良さ」とはなんでしょうか?
私は仕事における頭の良さを以下のように考えています。
『仕事での頭の良さ = 行動力×独創性×思考体力×記憶力×コミュニケーション能力』
上記の考えは、「仕事の特徴」から導き出しています。
仕事の大きな特徴は、以下の3点にあると考えています。
①正解がない
②やり方が無限にある
③他者(社)との関わり合いで成り立つ
①②正解がなく、やり方が無限にあるので、『様々な情報を主体的に収集して編集し、自分でやり方を考えてやってみる』ことがとても大切。その時に行動力・独創性・思考体力・記憶力が必要だと考えています。
③特定の業種を除き、一人では完結する仕事はほとんどありません。顧客・チーム・協力者と、自分の考えや方向性をすり合わせる必要が出てきます。この時にコミュニケーション能力が欠かせません。
一方、学業成績は『①正解のある問題を②与えられたやり方で③一人で解く能力』を測定しています。これに必要なのは記憶力だけと言っても過言ではありません。
つまり、学歴に必要な能力と仕事に必要な能力には乖離があるため、高学歴だからといって仕事ができるわけではないと考えています。
仕事は総合格闘技、学歴はパンチングマシーンの成績って感じ
まとめ
いかがでしたでしょうか?
『社会に出ると学歴は関係ない』と言われますが、本当にその通りだと思います。むしろ、仕事で成果が出ない人ほど過去の学歴にこだわっているとも感じます。
ただ、今の採用制度だと高学歴の就職が有利なのもまた事実。
将来何がしたいのか、自分の人生設計を考慮した上で進む道を考えれると、より充実した人生を過ごせるかもしれません。
ではまた!