「香水=きつい」は間違い!香料成分の違いを知り、きつくない香水を選べるようにしよう
こんにちは、吉沢です。本日は、香水の香り成分についてご紹介したいと思います。
最近、七瀬さんの友人から、以下のようなお話を頂きました。
「香りがきつくない香水」を探しているけど、全然ない!
妥協でAesopの香水使ってる!
また、Yahoo!知恵袋やGoogle検索でも、きつくない香水を探している方がとても多いようでした。
ハイブラ系じゃなくて、自然な香りがいいんだよね
東アジア人は優しい香りが好きな人多いよね
そこで、香水の構成&香り成分の違いをご紹介し、きつくない香水を探すための手助けができればと考え記事にしました!では行きましょう。
香水の基本構成
まず、前提知識として香水の基本構成を確認しましょう。
香水は「香り成分」「溶剤成分」「保留剤や溶解補助成分」から成ります。「香り成分」を「溶剤や補助剤」で溶かし、「保留剤など」で香り立ちの感じを調整した製品が香水なのです。
単にいい匂いがする液体じゃないのね
香水の香りを決定するのは言うまでもなく「香り成分」で、この成分に何を使うかが大きなポイントになります。
香り成分の違いについて、詳しく見ていきましょう!
キツさの決め手|香り成分の違い
香り成分は、まず天然香料か単体香料に分類されます。それぞれの特徴はこちら↓
精油は植物の香りそのものなので、自然な香りが楽しめます。一方で原料の価格が高くなるため、全体的に高価になります。また、天然のものはアレルギーの可能性があり、合わない場合もあることは覚えておきましょう。
精油がメインの香水は、優しい感じになるんだね
単体香料は、人工的に単離(=単離香料)または合成(=合成香料)した単一の香り成分のことです。単一の成分なので調香には便利な一方、強く香ることが多いです。また、強すぎる香りが神経を刺激する可能性があることを覚えておきましょう。
ハイブラ香水で頭が痛くなることあるよね。あれ、神経毒性だよ。
単離香料と合成香料には、以下のような違いがあります。
精油を分けて、1つのものだけとってきたのが単離香料。石油から人工的に作って来たのが合成香料です。どちらにせよ、単一の成分なので調香には便利な一方、強く香ることが多いです。
というこで、きつくない香水を探すためには『精油のみ』または『精油がメイン』のものを調べれば良いわけです!
精油がメインの香水ブランド
ということで、日本で購入できる精油メインの香水ブランドをご紹介します!
【100%精油のみ】
Our.Fragrance
【精油と少量の単離香料】
Aesop
100BON
Heretic Parfum
冒頭で友人がAesopを選んでいたのは、精油メインで自然だからですね。
どのブランドも最低1万円はする価格帯になっていますが、これにはれっきとした理由があります。
例えば誰もが知るローズの精油は、収率が0.02%と低いため1kgあたり約120万円もします。精油の価格を見て驚いた経験のある方がいるかもしれませんが、それだけ稀少なのです。原料の質が高かったり、抽出法が特殊であったりすると、価格はさらに高くなります。
とにかく原材料が高いということです。
つまり、100%天然香料で品質の良いものを使った香水が、低価格で販売できるはずがないのです。覚えておいて下さい。
一方、『合成香料で原材料は安価だけどブランドだから高い』という製品もあり、見極めが大事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上記の知識が、きつくない香水を探すための手助けになれば幸いです。
ではまた!