トマト缶には安全なものと危険なものがあることを知っていましたか?
トマト缶の中には危険なものが紛れ込んでいること、ご存知ですか?安くて便利なトマト缶ですが、思わぬところに危険性が潜んでいます。
そこで、本日は安全なトマト缶の選び方についてお話していきたいと思います。
きちんと選べば心づよい味方。
そんなトマト缶について、早速見ていきましょう!
安くて便利な主婦の味方だが・・・
パスタやスープなどで大活躍な「トマト缶」
1缶100円程度でお手軽に手に入ります。生トマトに手が届かなくても、トマト缶があるとお料理の幅も広がりますよね。
トマト煮込みに大活躍
長期保存も可能なので、お家に常備しているという人もいるのではないでしょうか?しかしこのトマト缶、常用するのはややリスクがあるかもしれません。
トマト缶の危険性|缶から溶け出す有害物質
缶詰に使われる缶の内側には、金属が溶け出すのを防ぐためにコーティング加工がされています。
そのコーティング剤として、ビスフェノールA(BPA)というプラスチックの原料が使用されているのですが、この物質が微量、缶の中に溶け出すことが分かっています。
BPAはかなり毒性が高いよ
ビスフェノールA(BPA)は、微量でも胎児の健康を害する可能性があるという研究結果が出ています。また、フランスやアメリカでは、使用・輸出入の規制がされてる物質でもあります。(国税庁より)
日本は安全基準がゆるいゆるいと言われています。そこで、厚生労働省の見解を見てみましょう。
ゆるい日本の安全基準|厚生労働省の意見
厚生労働省食品安全部基準審査課の見解は以下の通り↓
ビスフェノールA(BPA)を毎日摂取しても、健康に有害な影響はないとされている「耐容一日摂取量」は体重1kgあたり0.05mgですので、体重が 50kg の方は一日 0.25mg までは毎日摂取しても大丈夫です。
・・・。
「これは毒物だけど、大丈夫な量だから安心してね^^」ということです。
また、現在調査中のようですが、妊娠中の摂取については注意するよう記載しています。
妊娠されている方がこのような缶詰食品を多く摂取することにより、胎児がビスフェノールAに曝露する可能性があります。
厚生労働省‐ビスフェノールAについてのQ&A
含有濃度や溶出濃度を制限するだけで、使用禁止には至っていないようです。
(中略)ヒトに対する耐容一日摂取量※が1993年(平成5年)に、0.05mg/kg体重/日と設定されました。それに基づいて、我が国の食品衛生法の規格基準においては、ポリカーボネート製器具及び容器・包装からのビスフェノールAの溶出試験規格を2.5μg/ml(2.5ppm)以下と制限しています
厚生労働省‐ビスフェノールAについてのQ&A
アメリカでも、動物での生殖毒性はあるが、十分に低含有なので身体上の危険性は少ないと判断しているみたいですね。有害な物質ではあるけど、害のない濃度ならとりあえず大丈夫といういつものパターン。(笑)
消費者としては、次亜塩素酸ナトリウム等と同様、避けれるなら避けたほうが良い物質です。
安全なトマト缶の選び方|瓶タイプを選ぶ
お料理には、トマト缶の代わりに安全な瓶タイプのもの活用しましょう!瓶タイプのものは、瓶の劣化などが心配ないためコーティング加工がされていないのです。
瓶ならコーティング加工がいらないね
ただ、瓶タイプなら全て安心という訳でもありません。裏側の原料表示を確認し、「トマト」「トマトピューレ」「クエン酸」以外のものが何も入っていない製品を選びましょう!!
こちらも長期間常温保存が可能ですので、お家のストックに最適です。ただし、開封後は腐りやすいので、すぐに使い切ってください!
この前、室温で置いてたら2日で腐っちゃいました(汗)
紙パックに入ったタイプのカットトマトも見かけますが、こちらも内側がアルミやプラスチックなどで加工されているので注意です。ヨシナナ家では、いつも瓶タイプのトマトを使用しています。
業務スーパーでよく売られています
トマトはリコピンを初めとした抗酸化性の栄養素がたっぷりの野菜ですので、安心な瓶タイプのものを積極的に活用できるといいですね!
まとめ
トマト缶の事情をまとめると以下のようになります。
缶タイプ:コーティング剤が危険!
紙タイプ:コーティング剤が危険!
瓶タイプ:
容器は安全。原材料が「トマト」「トマトピューレ」「クエン酸」だけの商品を選ぼう。
ということで、皆様の健康生活にちょっとでも役立てれれば幸いです!
ではまた!