カット野菜の危険性と安全試験のダメなところを紹介します。
こんにちは、吉沢です。本日はカット野菜の危険性について書いていきたいと思います。
今やコンビニ、スーパーで気軽に手に入る「カット野菜」。1人分に小分けされていて、日持ちするので一人暮らしや、お弁当などにとっても便利ですよね。
気楽につかえていいよね〜
七瀬も以前、カップ麵のお供などによくカット野菜を食べていました。
気軽に野菜が取り入れられるので、健康志向の人もカット野菜を活用している方が多いのではないでしょうか?
しかし、、、カット野菜は「生野菜」ではなかったのです。
カット野菜は「加工食品」
「カット野菜」ってただ生野菜をカットしただけだと思っていませんか、、、?
実は、「カット野菜」は加工食品に分類され、生鮮食品である「生野菜」とは別物なんです!
加工食品は、以下のように定義されています。
食品の品質保存・有効利用・安定供給を目的として、いろいろな手段や方法を用いて食品を加工・処理したものが加工食品です。
e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp › information › food
そうなんです。カット野菜には、品質保持のための何らかの手が加えられているということなんです。
確かに、カット野菜のパッケージをよく見てみると、「加工年月日」というのが記されていますよね!
どういう加工がなされているのか、見ていきましょう。
消毒される野菜たち
品質保持のために、カット野菜に行われている代表的な加工が、次亜塩素酸ナトリウムによる「消毒」です。これにより、雑菌や微生物を取り除き、野菜をシャキッとした食感に保っているのです。
消毒したものを食べてるノネ
この次亜塩素酸ナトリウムが、カット野菜の安全性の論争点になっています。次亜塩素酸ナトリウムの安全性について、ネット上では
「厚生労働省で、食品添加物として認められているので安全。」、「マウスやラットを使った実験では発がん性は認められなかった(※実験内容)」、「使用濃度は0.005~0.02%なので問題はない。」
⇒カット野菜は安全である!としている記事がおおく見受けられました。
しかし、化学者目線で論文を読み取ると、全く違う解釈になります。
国や食品メーカーは本当に信用できる?
まず、「食品添加物に認められているから。食品メーカーが使用しているから安全。」という考えが非常に危険です。添加物に認められていながら、人体への危険性が確定しているものはいくつもあります。
国にも事情(米国や企業との関係)があると覚えておいてね
例えば、マーガリンは動脈硬化の危険因子であることが確定したので、海外やWHO(世界保健機関)で規制が叫ばれています。しかし、日本(公益社団法人 日本栄養士会)では、根拠のない反論により規制を受けていません。
そのため、食品メーカーが使用を続けています。
日本は野放しになりがちだよね〜
同様に、厚生労働省・消費者庁 (特定保健用食品を認定している) においても、食品メーカーからの圧力や、利権・尊厳を守るために、口実を作っていることが多々あります。
なので、「食品添加物として認められている⇨安全」というロジックは成り立ちません。
動物実験で発がん性が無いなら人間も大丈夫?
続いて、動物実験で発がん性がなかったという点について見ていきます。結論を言うと、「動物実験で発がん性がなかった⇨安全」という主張は成り立ちません。
こちらは、動物実験の実験条件に限界があるためです。
というと・・??
動物の発がん性実験でわかることは「所定の期間に/所定濃度の/所定添加物のみ」を摂取した場合、発がん性がなかったということに過ぎません。
そう、以下のような安全性を保証するものではないんです↓
- 次亜塩素酸ナトリウムのみではなく、亜硝酸ナトリウム・亜硫酸塩など他の添加物も同時摂取した場合、所定濃度以下で発がん性はないの??
- さらに長期間の実験でも発がん性はないの?
- 発がん性はなくとも代謝異常やなんとなくだるい等、他の影響が起きないの?
以上からおかわりのように「動物実験で発がん性がなかった⇨安全」というロジックは成り立ちません。
最近では老化に直結する “慢性炎症” の原因になると言われています。
次亜塩素酸ナトリウムを実験に使用することのある化学研究者の立場で言わせてもらうと
次亜塩素酸ナトリウムは極少量でも取るべきではないと思います。(薬品の取り扱いに関する、SDS(安全データシート)を置いておきますので、お読みください)
なるべく摂らないようにしていけると良いですね!
実験の背景などを考慮して、ご自身で判断を下せると最もいいのかなと思います。
まとめ
以上、カット野菜の危険性についてご紹介しました。
カット野菜は「所定の期間に/所定濃度の/所定添加物のみ」を摂取した場合、発がん性がないというだけであり、危険性をもっていることを理解して頂ければと思います。
カット野菜 = 危険
ただ、実験結果をどう見たらいいかなんて普通は分からないですし、国の機関や大手メーカーが良い商品だとプロモーションしてしまえば「食べてもいいんだ!」と思ってしまいますよね〜。
これからも NATS. では消費者に寄り添った目線で情報発信していきますので、引き続き宜しくおねがいします。情報を鵜吞みにせず、一緒に消費者としての知見を鍛えながら、自分の身を守っていきましょう!
これからも NATS. では消費者に寄り添った目線で情報発信していきますので、引き続き宜しくおねがいします。