本記事のフェイスオイルは、クラウドファンディング『Kibidango』にて資金調達を行い、商品化することにしました(詳しくはこちらをご覧ください)。
現役化学研究員がAesopの香りを再現してオイルに付ける
化学メーカーで研究員として勤務する吉沢が、彼女のためにデパコス越えのフェイシャルオイルの作成に挑むプロジェクト。第二章では、第一章で作成したベースオイルに対して香りを設計 & 付与します!
なお、序章から第二章までは以下のリンクからお読み頂けます。
ではさっそく見ていきましょう!
香り付けの方針
香り付けの方法
オイルへの香り付けの方法は、以下の3種類があります。
①ドライハーブ / ドライスパイスを使う
②フレグランスオイルを加える
③エッセンシャルオイル (精油) を加える
①はこちらの記事で紹介したオイルに香り成分を溶かし出す方法で、手間がかかります。
結構時間かかったよね
②③は濃縮された香り成分を、ベースオイルに加えて匂いをつける方法で、いろんな香りを設計するのに向いています。
今回は③エッシェンシャルオイルを使って香り付けをしますが、その前にエッセンシャルオイルとフレグランスオイルの違いを説明します。
フレグランスオイル
フレグランスオイルとは、合成香料・アルコール・添加物などを含むオイルのことを指します。そのため「身体に直接使用しても大丈夫」という注意書きがなければ、基本的に体に使ってはいけないものになります。
合成系のキツイ感じのニオイがするやつね
また、エッセンシャルオイルのもつアロマテラピーの作用はフレグランスオイルには無いことが分かっています。香水等で匂いだけを楽しむ際に、安価で使えるのがフレグランスオイルとなります。
フレグランスオイルなら 100均で買えるね
エッセンシャルオイル
エッセンシャルオイルとは、植物から香り成分を抽出したオイルのことです。水蒸気蒸留法か圧搾法で抽出することが多いです。
超臨界流体の二酸化炭素で抽出する方法もあって、吉沢は個人的に気になってるよ
重要なのは、『化学合成された成分は一切入っていない』という点です。合成された成分が入っていないので、植物本来の自然な香りを楽しむことができます。
また、肌に触れる用途やアロマテラピーで使用するのはエッセンシャルオイルとなります。
エッシェンシャルオイルはデパートだと 5 mL で 1000円くらいするよ
ということで、エッセンシャルオイルを使った香りの設計を行っていきます!
イソップの香りを再現
香りと言えば・・・イソップ!ということで精油を使ってイソップの香りを再現することにしました。
モデル商品
対象の商品はこちら↓
原材料名を見てみると、使用されているエッセンシャルオイルは『セージ』と『ラベンダー』のみ!
早速、香り付けの実験を行いました。
香り実験へ
以下のような配合比で、イソップの香りがついたフェイシャルオイルを作ってみました。
ラベンダー精油2滴 + セージ2滴では、ラベンダーがかなり強く感じました。
↓
ラベンダーを1滴に減らしたところ、若干ラベンダーが強くてセージが弱い感じでした。
↓
セージを1滴足して、ラベンダー1滴+セージ3滴にしたところ・・・
これだ!!
そっくりな香りに仕上がりました!
めっちゃ簡単だったね!
コチラの様子は動画にもしてみました↓
イソップの香りを再現その2
この調子で、もう一つイソップの商品を再現することにしました。
モデル商品 part2
対象の商品はこちら↓
使用しているエッセンシャルオイルは『ローズマリー』と『シダーウッド』と『セージ』!こちらも早速香り付けの実験を行いました。
香り実験へ part2
・・・はい、一発で完成。
セージ2滴+ローズマリー1滴+シダーウッド1滴を加えたらできました。ツンとした、しかし爽やかさのある香りで、これで頭皮マッサージしたらスッキリしそうだなーという感じです!
今度頭皮マッサージしてみようかな
という感じで、イソップの香り再現は意外と簡単にできました!
吉七オリジナルの香り設計
吉七家には現在大量の精油があります。どうせなら自分好みの香りを作ってみよう!ということで、現在香りの設計を行っているところです。
ちなみに精油は楽天で購入しているのですが、お試し6本セットがお得でした↓
まだ香りの設計途中なので、いい香りに仕上がったら随時記事更新していきますね!
これからもよろしくおねがいします!
第三章〜機能性の付与〜へつづく。
クラウドファンディングで商品化を検討中
本オイルを一般の人にも使って貰いたいと思い、クラウドファンディングでの商品化を検討しています。是非、フォローして頂けたらと思います。