化学者が選ぶ!成分が本当にいい化粧水はこれだ!
本日はドラッグストアで買える化粧水で『成分』がとっても素晴らしかった商品をご紹介したいと思います。
化粧水選びでこんなお悩みはありませんか?
「敏感肌でヒリヒリしてしまう」「荒れない化粧水が欲しいけど、あんまりお金が出せない」「自分に合った化粧水の選び方がわからない」
私も化粧品成分の勉強をする前は、とりあえず一番安い商品を適当に使っていました。
その時は肌が汚かったよね〜。懐かしい。
同じ価格の製品でも、その品質は千差万別。化学者としての知識を持ちつつ、化粧品成分の勉強をした私はそう確信しました。
そんな中、敏感肌の方に特におすすめしたい化粧水をご紹介していきます。
ドラッグストアで買える成分が最強の化粧水はコレ!
成分が最高の化粧水とは、ずばり『フーミー モイストローション』です!
ポップな見た目からは想像できない程優秀なこちらの商品。価格は300mLで2200円。
化粧水としては安めだよね〜
まずはその成分を確認していきましょう。
<全成分>
水、BG、グリセリン、ジグリセリン、グリチルリチン酸2K、アラントイン、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、モモ葉エキス、オタネニンジン根エキス、マヨラナ葉エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ワイルドタイムエキス、スフィンゴ糖脂質、ソルビトール、トレハロース、水添レシチン、フィトステロールズ、エチルヘキシルグリセリン、ベタイン
これらの成分は機能ごとに以下の3種類に分類することができます。
<保水成分>
水、BG、グリセリン、ジグリセリン、ベタイン、ソルビトール、トレハロース、モモ葉エキス、オタネニンジン根エキス、マヨラナ葉エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ワイルドタイムエキス
<その他成分>
グリチルリチン酸2K、アラントイン、エチルヘキシルグリセリン
これらの各成分がとにかく秀逸なのですが・・・それぞれ詳しく見ていきましょう!
<保水成分>
保水成分を更に細かく分けると、以下の2種類に分類できます。
<基材>
水、BG、グリセリン、ジグリセリン、ベタイン、ソルビトール、トレハロース
<植物エキス>
モモ葉エキス、オタネニンジン根エキス、マヨラナ葉エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ワイルドタイムエキス
フーミーの保湿成分の秀逸な点は『①刺激の少ない保湿基材であること、②効果の高い植物エキスを配合していること』にあります。
①基材について
「BG、グリセリン、ジグリセリン、ベタイン、ソルビトール、トレハロース」と、保湿剤の中でも特に刺激が少ないものを選んで配合されています。
敏感肌には嬉しい構成。
『DPG、PG』などもあるけど、それは比較的刺激が強いよ
②植物エキスについて
詳細は割愛しますが、抗酸化力のあるもの・角質水分量を増加させるもの・炎症を抑えるものなど、嬉しい植物エキスが贅沢に配合されています。
オタネニンジン(=高麗人参)など、比較的高価なものも配合されてるから凄い
<エモリエント (水分蒸発を防ぐ) 成分>
エモリエント成分も、以下の2種類に分類できます。
こちらの成分も絶妙なものが配合されております。
①セラミド類
かずのすけさんのブログにも説明があるように、「セラミド」とは皮膚内の水分保持と外部刺激からのバリア機能を持つ成分のことです。
セラミドには「天然セラミド、植物性セラミド、合成類似セラミド、人型セラミド」という種類があります。フーミーには、その中で一番効果が高い人型セラミドが配合されているんです。
セラミドは優秀な成分だよ
②リポソーム形成剤
上記のセラミドを効果的に角質層に運搬するために使用されています。水添レシチンとフィトスレロールズが「リポソーム」というセラミドの乗り物を作り、セラミドを運搬するようなイメージです。
優秀なセラミドを、隅々まで届けてくれるんだね
まとめると、最も効果の高い人型セラミドを配合しつつ、それを行き渡らせるための処方がなされているのです。
<その他成分>
最後に、その他の成分について簡単に解説します。
グリチルリチン酸2Kとアラントインはそれぞれ抗炎症作用をもった成分です。ニキビなどの炎症を予防してくれる敏感肌には嬉しい成分です!
エチルヘキシルグリセリンは、「防腐効果を持った保湿剤」という位置づけの成分。分子の構造的に蓄積毒性は低いと思うので、個人的にはパラベン・フェノキシエタノールよりも安心して使えると考えています。
もちろん、合わない方もいるとは思います。
成分のまとめ
ということで、フーミーモイストローションは、
①刺激が少なく、嬉しい効果のある保湿成分
②効果の高いセラミド、それを効率的に運搬する成分
③炎症抑制剤と、蓄積性の懸念が少ない防腐成分
から成る化粧水であり、特に敏感肌に嬉しい成分で出来ていることがお分かりになったと思います。
コスパも良くて成分も優秀。すごい!
エチルヘキシルグリセリンが合わない場合を除き、敏感肌の方に是非おすすめしたい商品です。
フーミーモイストローションの惜しいと思う点
と、フーミーモイストローションの凄い点を列挙してきましたが、二点だけ惜しいな〜と思う部分があります。
一点目は『人によっては保湿力が足りない』こと。
乾燥が強めの肌の方には保湿力が若干たりないかな〜と思っています。なので、もう少し保湿力を上げたいという方は、「ヒアルロン酸ナトリウム」のような保湿成分を購入し、フーミーの化粧水に混ぜて使うと効果的です◎
保湿力は自分で調整しよう!
二点目は『ビタミンC誘導体などの美容促進成分が入っていない』こと。
守りとしては強いけど、攻めたい方にはすこーし物足りない成分構成のかなと思っています。
まあ、300mLで2200円の商品にこれ以上求めるのは酷だよね
「美白成分が欲しい」とか「しわ/たるみを抑えたい」という方は、美容成分を別途購入しこの化粧水に加えて使うととっても良いです◎
ココらへんのアレンジは、別記事に紹介していますので、そちらを参考にしてみて下さい!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ヨシナナ家では、フーミーのモイストローションにひと工夫加えて使用しており、自分の中で肌の調子が良くなったと感じています。
敏感肌に悩む方の選択肢として、ぜひお試しください!
ではまた。