現役化学者が教えるアロマバスソルトの作り方と使い方!買うと高いので安く大量に作って堪能しよう|NATS.

化学者のDIY
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【この記事で学べること】
✔バスソルトの基本情報
✔バスソルトの作り方
✔良いバスソルトを作るための材料の選び方

こんにちは、吉沢です。みなさん、アロマバスソルトを使用したことはありますか??

アロマバスソルトには、「発汗を促し体を芯から温める」「血行促進」「リラックス」など様々な効果があり、是非とも生活に取り入れて頂きたいものとなっております。

けど、市販のアロマバスソルトって結構高価で毎日使うには抵抗がありますよね。

吉沢

80gで1500円とかするよね

そこで本日は、アロマバスソルトの基本構成・作り方・材料の選び方について勉強し、読者の皆様が安価に・良質なアロマバスソルトを作って毎日堪能できるようにしたいと思います!!

ちなみに、作成の様子は youtube でもご確認いただけます↓

では行きましょう。

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アロマバスソルトの基本構成

アロマバスソルトは「塩類」「植物オイル」「精油」の3種類の成分から成り立っています。それぞれ、以下のような目的で使用されています。

塩類:
浸透圧による発汗促進と、ミネラルの経皮吸収による体調不良、偏頭痛、高血圧、慢性筋肉痛の改善

植物オイル:
精油を薄めるための溶媒

精油:
香りと成分により、リラックス・血行促進など様々な効果を与える

「塩類」「植物オイル」「精油」について、具体的な選び方を解説していきます。

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塩選びのポイント

塩には以下のような4種類のものがあり、期待できる効果も異なります。

1.精製塩
2.天日塩
3.岩塩
4.エプソムソルト(硫酸マグネシウム)

1.精製塩

半透膜などを使って人工的に精製した塩で、成分のほとんどが「塩化ナトリウム」です。浸透圧による発汗作用は見込めるものの、ミネラルの経皮吸収による効果は見込めません。

吉沢

1kg100円くらいで買える例の塩がこれだね

とにかく安価なので、コストを抑えたい人は使ってみても良いと思います◎

ちなみに、食べると体に悪いので食用には絶対に使わないでおきましょう。

2.天日塩

海水の水を蒸発させた後に残った塩類のことです。ナトリウムの他にマグネシウムやカリウム、亜鉛などを含み、ミネラルの経皮吸収による効果が期待できます。

吉沢

1kg300円くらいで買えるよ

特にこだわりがない人は天日塩をおすすめします◎

2kgで700円のシママースが、ミネラルが多くてオススメです↓

3.岩塩

岩塩は、もともと海だった土地に地形の変化が起こり、海水が岩に閉じ込められてできたものです。岩塩の持つ鉄分が発色したピンクソルトがよく売られていますね。

吉沢

ものによるけど1kg1000円くらいするよね〜

産地によって違うのですが、鉄・銅・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、ミネラルの経皮吸収による効果が期待できます。こだわりがある方にはおすすめです◎

ちなみに、食用にするなら間違いなく岩塩が一番おすすめです。

ネットで1kgあたり600円くらいで購入できます↓

4.エプソムソルト(硫酸マグネシウム)

こちら、厳密には塩ではなく「硫酸マグネシウム」という化合物です。体を温める温浴効果が特に高く、かつマグネシウムの経皮吸収による筋肉痛、高血圧、偏頭痛などに特に効果を発揮します。

吉沢

市販の入浴剤はこれを使ってることがおおいね

マグネシウムは経皮吸収されやすい性質を持っていますので、お風呂に入れるととっても効果的です!本格的なバスソルトを作りたい方は、こちらを使ってみましょう◎

ネットで2.2kgのものが1200円程度で購入できます↓

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植物オイル選びのポイント

植物オイル選びのポイントは「とにかく酸化しにくいこと」です。

以下のオイルであればどれを使用しても大丈夫です。使用感で選びましょう↓

✔マカダミアナッツオイル
✔ホホバオイル
✔スクワラン
✔オリーブオイル
✔椿油

市販オイルの特徴について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考下さい。

最近だと、無印良品で良いオイルが手に入りますので、無印にいくのがオススメです◎

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精油選びのポイントと注意点

【ポイントと注意点】
✔望みの効果があり、好きな香りの精油を選ぶ
✔フレグランスオイルと間違えないようにする
✔精油の品質に注意する

1.望みの効果があり、好きな香りの精油を選ぶ

精油には、精油ごとに期待できる効果があります。効果の一例を以下に示します↓

不眠改善・リラックス:
ラベンダー、カモミール、マンダリン、ローズ、パチュリ

むくみ改善:
オレンジスイート、ゼラニウム、ジュニパー

血行促進・肩こり・腰痛:
ジンジャー、ローズマリー(シネオール)、ジュニパー、マジョラムスイート、ラベンダー、ユーカリ

喉がイガイガする
ティーツリー、タイム、ユーカリ

従って、悩みに合わせて精油を選ぶことが基本になります。一方、効果以前にその精油の香りが好きかどうかがとても大切な要素になります。

例えば「ラベンダー」は一般的にリラックス効果が認められています。しかし「ラベンダー」の香りが苦手な人に対してはリラックス効果を示さないことが分かっています。

吉沢

嫌いな香りだと効果がなくなってしまうんだよね

例えばリラックスしたいのであれば、「ラベンダー、カモミール、マンダリン、ローズ、パチュリ」の中で、この香り好きだなーと思うものを選んで使いましょう!!

2.フレグランスオイルと間違えないようにする

実は精油と似たような商品に「フレグランスオイル」というものがあります。

以前の記事でも紹介したように、フレグランスオイルは、合成香料・アルコール・添加物などを含むオイルのことです。そのため基本的に体に使ってはいけないものになります。

吉沢

使っていいのは精油(エッセンシャルオイル)!!

100均などで取扱のある 5ml 100円 程度のものは間違いなくフレグランスオイルですので、間違えて使用しないようにして下さい。

3.精油の品質に注意する

精油は精油でもブランドによっては品質の低いものがあるんです。

信頼できるブランド「生活の木」「カリス成城」「EnHerb」などの店舗で購入するか、オンラインだと「Lapature」「andSH」などの商品を使用しましょう!

吉沢

残念なことだけど、偽物も出回ってたりするんだよね

なお、精油の品質を見極める方法はコチラの記事で解説しています↓

バスソルトのレシピと使い方

上記の情報を前提に、お悩み別にバスソルトのレシピをご紹介していきます!

【とにかくリラックスしたい】※3〜4回分
天日塩:200g
ホホバオイル:20 mL
ラベンダー:20滴(1.0mL)

天日塩でいろんなミネラルを取り込みつつ、ラベンダーでリラックスします♪はじめての方も作りやすいので、何からやろうか迷っている方は試してみましょう。

吉沢

リラックスして寝付きもよくなるよ◎

※1回の入浴に大さじ3(50〜60g程度)使用します!

【体を芯から温める】※3〜4回分
エプソムソルト:200g
オリーブオイル:20 mL
ジンジャー:5 滴(0.25mL)
ローズマリー: 5 滴(0.25mL)

温浴効果が高いエプソムソルト保温効果のあるオリーブオイルを基本に、体を温め血行促進する効果の高いローズマリーとジンジャーを配合。

びっくりするくらい血流が良くなるので、慣れてきた方にオススメ◎

吉沢

血がどくどくするのが分かります(笑)

※1回の入浴に大さじ3(50〜60g程度)使用します!

【つらい肩こりに】※3〜4回分
エプソムソルト:200g
マカダミアナッツオイル:20 mL
ラベンダー:10滴(0.50mL)
スイートマジョラム: 5 滴(0.25mL)

エプソムソルトで筋肉疲労を軽減しつつ、ラベンダーとスイートマジョラムで筋肉の弛緩&血行促進を狙います。基材には肌馴染みが優れるマカダミアナッツオイルが良いでしょう。

吉沢

マジョラムは本当に力抜けるよ・・・

※1回の入浴に大さじ3(50〜60g程度)使用します!

他にも、組み合わせを変えてオリジナルレシピを是非試してみて下さい◎

まとめ

いかがでしたでしょうか?

毎日続けると確実に体が変わるアロマバスソルト。要点を抑え、自分に合ったものを作成してみてはいかがでしょうか♪

ではまた!!

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